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飲んだくれながらフェイダーを上げたり下げたり。幕が閉まると観客が地明かりを求めます

07.19.01:31

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09.08.00:09

小説更新「思い出の千円札」
  • [CATEGORY:芸術 COMMENT:0 TRACKBACK0]

小説更新します「思い出の千円札」

お金の使いどころって

とってもとっても難しい。

本当に使わなければならないとき

そんな瞬間を学んだ瞬間。

そんなこんなな話です。

 思い出の千円札
 
作 あるとにあ
 
いきなりですが、あなたにとって千円札と言えば誰ですか?私の勝手な予想ですが、夏目漱石・野口英世のどちらかの人が多そうですね。今は最近の千円札でもありますから。おっと、もしかしたらコアなファンがいて聖徳太子っていう人がいたらぜひ私のところまでご一報ください。趣味が合いそうです。アドレスは下に記載しておきますから。お待ちしております。ちなみに当事者の私ですが、私は世代的には夏目漱石世代なのですが、生まれて初めて千円札がお小遣いとして財布に入ったころには野口英世でした。母はお金に厳しい方で、お小遣いなんてお年玉と同じだと思っていました。高校一年生の時の部活の顧問に違うことを教えてもらうまで本気で信じていました。そんな私ですが、実は人にジュースをおごってもらった時は意外にもまだ千円札は夏目漱石でした。私に初めてお金を渡して、自販機に行っておいでと言ってくれたのは、先輩でも、同級生でもありません。高校の当時の担任のせんせいでした。
確か、高校一年生の桜が緑の葉を太陽に向かって広げている涼しげな季節でした。当時も今も人見知りが激しい私は、ようやく学校に慣れてきたところでした。なかなかクラスになじめない性格は難儀なもので、初めて喋りかけてくれたのは、(喋ってもらうことを待っている時点でもう前途多難なのですが)のちに、部活を一緒に支えることになった部長だから頭が下がる。未だに劇団でお酒飲んだときとかに介抱してもらっています。そんな今のことはさておき、とにかく私は、ようやく学校に慣れてきた頃です。そのころ、丁度私が通っていた高校では幼稚園児にサツマイモを植えてもらうという企画をしていました。幼稚園児にサツマイモをどう植えるかを教えるためにパネルと作ってほしい。確か、そう言われたのが事のきっかけだったと思います。もちろんそんな大がかりなこと一人ではできません。私の記憶が正しければ、あのとき一緒に作業したのは、私・部長・学級委員長・山岳部の女子部長・国公立大学唯一合格の非常識女の五人でした。今でもいい友達同士です。ときどき、ブログの宣伝メール送ってごめんなさいっていうくらいに仲良しです。さて、先ほども言いましたが私は、今も昔も人見知りです。今は仲良しでも当時は怖い人にしか見えませんでした。とくに部長。知り合いに給食投げつけた中学時代って何ってなりませんか?そんな面白パーティーは、少しづつ会話をしながらパネルを作っていきました。少しづつお友達になれていったような気がして私も楽しみながら作っていた記憶があります。仲良しになれる素敵な人選だと未だに思いますが、ただ、この人選には一つ誤算がありました。それは、私たちは全く絵心がなかったことです。特に、山岳部女子部長と学級委員長は究極に絵心のないコンビでした。(これは秘密ごとだったかも)ので、パネルのイモの絵は私はラグビーボールに見えましたが、必死に書いてこれだから仕方がありません。三時間ほどかけてパネルを完成させました。すると、niceなタイミングで担任のせんせいがやってきてねぎらいをかけていただきました。私はそれだけでも十分でしたが、せんせいはご自分の財布を取り出してそこから千円札を取り出し、これでジュースでも買っておいで。とおっしゃって私たちに夏目漱石を手渡しました。それは学級委員長が受け取りましたが私はそんな「おごってもらう」という経験がなかったので一人ぽかんとしていた記憶があります。そして、五人で笑いながら自販機へ行き、私だけが一生懸命ジュースを選び最後に感謝の気持ちを込めてコーヒー(アイスだったと思いますが…。)を買ってパネルと書いたところで乾杯した…。
という自分勝手な思い出話です。小説と言うよりもエッセイのようになってしまいました。もしくは手紙のようです。しかし、これを先生以外の人がよんでも小説です。(もしかしたら先生がよんでも小説でしょうか?)そして、なぜこのような話をしたかと言いますと、それはこの上の話から一年半後。(二年とも言いますか。)私はある資格を取得しようと、性懲りもなく高校を訪れ、実技試験に励んでいました。(そして今は筆記試験にいそしんでおります。)試験日も母校で受けることとなり、ある意味全力で試験を受けました。無事(かは、また別ですが)試験が終わりお片付けをし、すべてが落ち着いたころ当時の担任の先生が私のところへ歩みズボンの後ろポケットに入っていた、あの時と同じ黒い折り畳み式の財布を取り出し中から、野口英世を取りだして言いました。おつかれさま。これでジュースでも買ってこい。と。 
それを聞いて一瞬で今のことを思い出したのです。ただそれだけの話なんです。それだけの小説なんです。でも、ジュースはいつもより美味しく感じられたのは今も昔も変わりません。
 
~連絡先~
アマチュア小説家 あるとにあ こと ××××
劇薬と黒Tシャツ  http://arutonia.blog.shinobi.jp/
 
 
END

 

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