11.23.12:51
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08.20.14:58
白球と文章を追いかける話
小説更新します。高校野球にかけまして、白球と文章を追いかける話。
お互い憧れるものは 人間であろうと猫であろうと
飼い猫であろうと捨て猫であろうと
丸いものが好きで 憧れていれさえすれば
プレーボール
することができるんです。
そうゆう話です
小説名「白球と文章を追いかける話」
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作 あるとにあ
むかしむかし、ネコと白い玉の好きな主人がおりました。どのくらい主人かと言いますと、この町一帯が主人の庭のような物でした。そのくらい主人は主人でありました。ある昼下がりの日です。主人は自分の庭のような町をゆっくり散歩しておりました。すると目の前に真っ白のボールが見えました。主人はボールを拾おうと思い近づくと、横から灰色の猫が一匹ボールを守るように覆い被さってきました。主人はそのネコを見て感心し、ネコごとボールを拾って自宅へ持って帰りました。これが、ネコと主人の出会いです。
むかしむかし、主人に拾われたそのネコは、主人のメイド達によってペット用のお風呂へ連れて行かれました。灰色のネコは洗ってみると真っ白のネコでした。白球と同じくらい真っ白のネコでした。主人はその真っ白のネコを見てとても喜びました。さっそく家のメイド達は世界中からキャットフードを集めて真っ白のネコに与えました。ミルクも高級品です。ネコ用の部屋も与えられ、メイドも一人つきました。こうして、白いネコは主人の家族達に大歓迎を受けたのでした。
むかしむかし、町が庭だという主人の下で白球ごともらわれた白いネコは、何の前触れもなく主人の家を出て行きました。ついでに、白いボールも一緒にです。主人は一生懸命になって、ネコとボールを探しましたが、とうとう見つかりませんでした。こうして、たった数日間の白ネコと主人の生活はいったん幕を閉じました。
むかしむかし、白球の大好きな白ネコがいました。白ネコは白球を転がすのが好きでした。あるとき、人間に拾われて屋根のある生活の中で白球を転がしていましたが、そんな裕福な生活にも白球を転がすことにも飽きてしまい、ついには家出を思い立ちすぐに行動に移しました。すると、すぐに人間どもはそれに気づき、いそいで僕を追いかけて来ましたが、人間の足では僕にはとうてい追いつけません。僕は人間を振り切って町の隅っこに逃げてきました。そのとき、その町の隅っこの裏路地で自分と同じように、白球を転がして遊んでいたネコを僕は見つけたのです。その裏路地にはそのほかにも、白い毛玉を転がしているネコや、パチンコ玉で遊んでいるネコ、あめ玉をしゃぶっているネコ、球乗りしているネコ、ゴムボールに爪を立てるネコ、風船を追いかけているネコに出会いました。そのとき白ネコはそんな彼らの姿を見て自分の仲間だと思いその輪に入って一緒に生活を始めました。
むかしむかし、白球の大好きな白ネコがいました。白ネコは白球を転がすのが好きでした。あるとき、人間に捨てられて町のゴミ箱の中で白球を転がして生活していましたが、そんな不幸な生活にも白球を転がすことにも飽きてしまい、ついに独立を思い立ちすぐに行動に移しました。すると、すぐに人間どもはそれに気づき、いそいで僕を追いかけて来ましたが、人間の足では僕にはとうてい追いつけません。僕は人間を振り切って町の隅っこに逃げてきました。そのとき、その町の隅っこの廃ビルの中で自分と同じように、白球を転がして遊んでいたネコを僕は見つけたのです。その廃ビルにはそのほかにも、白い毛玉を転がしているネコや、パチンコ玉で遊んでいるネコ、あめ玉をしゃぶっているネコ、球乗りしているネコ、ゴムボールに爪を立てるネコ、風船を追いかけているネコに出会いました。そのとき白ネコはそんな彼らの姿を見て自分の仲間だと思いその輪に入って一緒に生活を始めました。
裏路地で生活していたネコは、急に主人に会いたくなりました。裏路地のネコは自分の仲間達に自分の生い立ちを話して聞かせ、一緒に屋根のある生活をしないかと誘いました。すると、他のネコ立ちもそれに賛成しました。裏路地で生活していたネコたちは、白いネコを筆頭に主人の家に向かって歩き出しました。白球・毛玉・パチンコ玉・あめ玉・玉のり・コムボールに風船、ネコたちは自分たちの大切な物を手に短い旅の始まりです。
廃ビルで生活していたネコは、急におなかが空いてきました。廃ビルのネコは自分の仲間達に自分の生い立ちを話して聞かせ、一緒に屋根のある生活をしないかと誘いました。すると、他のネコ立ちもそれに賛成しました。廃ビルで生活していたネコたちは、白いネコを筆頭に主人の家に向かって歩き出しました。白球・毛玉・パチンコ玉・あめ玉・玉のり・コムボールに風船、ネコたちは自分たちの大切な物を手に短い旅の始まりです。すると、自分たちの前に同じような物を手に人間の家を目指して歩くネコの集団を見つけました。廃ビルのネコたちは、自分たちと同じようなことを考えているネコがいると思い、こっそりその後ろをついて行きました。
むかしむかし、あるところに白球とネコが好きな主人はおりまして、幸せに暮らしていたのですが、あるときそのネコが逃げてしまい途方に暮れていました。ネコがいないおかげで警察は毎日ネコ探しをさせられ町の人達も途方に暮れていました。そんなある日のことです。その逃げた白ネコが沢山のネコをつれて帰ってきたのです。その数なんと15匹。
どのネコも、汚れてしまっていましたので、綺麗に洗って手入れをして、生活するための部屋とメイドを一人つけました。主人はたちまち明るくなり町も活気が戻りました。こうして、白球の好きな真っ白なネコと主人は再会を果たしたのでした。沢山のネコと共に・・・。
END
お互い憧れるものは 人間であろうと猫であろうと
飼い猫であろうと捨て猫であろうと
丸いものが好きで 憧れていれさえすれば
プレーボール
することができるんです。
そうゆう話です
小説名「白球と文章を追いかける話」
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白球と文章を追いかける話
作 あるとにあ
むかしむかし、主人に拾われたそのネコは、主人のメイド達によってペット用のお風呂へ連れて行かれました。灰色のネコは洗ってみると真っ白のネコでした。白球と同じくらい真っ白のネコでした。主人はその真っ白のネコを見てとても喜びました。さっそく家のメイド達は世界中からキャットフードを集めて真っ白のネコに与えました。ミルクも高級品です。ネコ用の部屋も与えられ、メイドも一人つきました。こうして、白いネコは主人の家族達に大歓迎を受けたのでした。
むかしむかし、町が庭だという主人の下で白球ごともらわれた白いネコは、何の前触れもなく主人の家を出て行きました。ついでに、白いボールも一緒にです。主人は一生懸命になって、ネコとボールを探しましたが、とうとう見つかりませんでした。こうして、たった数日間の白ネコと主人の生活はいったん幕を閉じました。
むかしむかし、白球の大好きな白ネコがいました。白ネコは白球を転がすのが好きでした。あるとき、人間に拾われて屋根のある生活の中で白球を転がしていましたが、そんな裕福な生活にも白球を転がすことにも飽きてしまい、ついには家出を思い立ちすぐに行動に移しました。すると、すぐに人間どもはそれに気づき、いそいで僕を追いかけて来ましたが、人間の足では僕にはとうてい追いつけません。僕は人間を振り切って町の隅っこに逃げてきました。そのとき、その町の隅っこの裏路地で自分と同じように、白球を転がして遊んでいたネコを僕は見つけたのです。その裏路地にはそのほかにも、白い毛玉を転がしているネコや、パチンコ玉で遊んでいるネコ、あめ玉をしゃぶっているネコ、球乗りしているネコ、ゴムボールに爪を立てるネコ、風船を追いかけているネコに出会いました。そのとき白ネコはそんな彼らの姿を見て自分の仲間だと思いその輪に入って一緒に生活を始めました。
むかしむかし、白球の大好きな白ネコがいました。白ネコは白球を転がすのが好きでした。あるとき、人間に捨てられて町のゴミ箱の中で白球を転がして生活していましたが、そんな不幸な生活にも白球を転がすことにも飽きてしまい、ついに独立を思い立ちすぐに行動に移しました。すると、すぐに人間どもはそれに気づき、いそいで僕を追いかけて来ましたが、人間の足では僕にはとうてい追いつけません。僕は人間を振り切って町の隅っこに逃げてきました。そのとき、その町の隅っこの廃ビルの中で自分と同じように、白球を転がして遊んでいたネコを僕は見つけたのです。その廃ビルにはそのほかにも、白い毛玉を転がしているネコや、パチンコ玉で遊んでいるネコ、あめ玉をしゃぶっているネコ、球乗りしているネコ、ゴムボールに爪を立てるネコ、風船を追いかけているネコに出会いました。そのとき白ネコはそんな彼らの姿を見て自分の仲間だと思いその輪に入って一緒に生活を始めました。
裏路地で生活していたネコは、急に主人に会いたくなりました。裏路地のネコは自分の仲間達に自分の生い立ちを話して聞かせ、一緒に屋根のある生活をしないかと誘いました。すると、他のネコ立ちもそれに賛成しました。裏路地で生活していたネコたちは、白いネコを筆頭に主人の家に向かって歩き出しました。白球・毛玉・パチンコ玉・あめ玉・玉のり・コムボールに風船、ネコたちは自分たちの大切な物を手に短い旅の始まりです。
廃ビルで生活していたネコは、急におなかが空いてきました。廃ビルのネコは自分の仲間達に自分の生い立ちを話して聞かせ、一緒に屋根のある生活をしないかと誘いました。すると、他のネコ立ちもそれに賛成しました。廃ビルで生活していたネコたちは、白いネコを筆頭に主人の家に向かって歩き出しました。白球・毛玉・パチンコ玉・あめ玉・玉のり・コムボールに風船、ネコたちは自分たちの大切な物を手に短い旅の始まりです。すると、自分たちの前に同じような物を手に人間の家を目指して歩くネコの集団を見つけました。廃ビルのネコたちは、自分たちと同じようなことを考えているネコがいると思い、こっそりその後ろをついて行きました。
むかしむかし、あるところに白球とネコが好きな主人はおりまして、幸せに暮らしていたのですが、あるときそのネコが逃げてしまい途方に暮れていました。ネコがいないおかげで警察は毎日ネコ探しをさせられ町の人達も途方に暮れていました。そんなある日のことです。その逃げた白ネコが沢山のネコをつれて帰ってきたのです。その数なんと15匹。
どのネコも、汚れてしまっていましたので、綺麗に洗って手入れをして、生活するための部屋とメイドを一人つけました。主人はたちまち明るくなり町も活気が戻りました。こうして、白球の好きな真っ白なネコと主人は再会を果たしたのでした。沢山のネコと共に・・・。
END
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