劇薬と黒Tシャツ

本日小説考察ノート更新します！

意外と人気があるのに驚いています。

本日は三冊目　キノの旅１３　/時雨沢　恵一

です！

キノの旅１３　／時雨沢　恵一

～あらすじ～
キノという少女がいる。エルメスというモノラド（注：二輪車の空を飛ばないものを指す）の旅のお話。その世界の旅人は気の一人だけではない。過去にも今にもたくさんの旅人がいる。そんなたくさんいる旅人達のお話。
①嫌な国　真っ白な犬＝陸と主人シズ。ティーと共にに訪れた人口の変動があまりない国の話。
②凄い国　その国で当たり前の事が旅人にはすごいことなんだって話。
③生きてる人たちの話　未来は誰にもわからない。
④この世界の話ｂ　この世界の話　後編
⑤昔の話　昔の経験は今に生かすためにある
⑥家族の国　家族：親族関係にありともに住む集団の事
⑦違法な国　二次元は何をしてもいい世界なのか。三次元はどれを抑制するのか
⑧必要な国　何が一番かはその国によりけり
⑨この世界の話ａ　この世界の話　全編
⑩いろいろな話　おまけの話

～テーマ～
この話たちでは、ひとつの世界に住んでいるのにたくさんの「考え」を持つ人々に「出会う」
明らかに違う考え方も正しいと思われる考えも誰も決められない美しい世界の話。

～好きな点～
言葉がとても柔らかで人を殺すような描写があっさりと深く描かれている。そのギャップが好きだ。
登場人物が素敵だ

～得たこと～
書き出しが好きだ。とくに陸の書き出しは是非使ってみたい（陸じゃなかったけど本日更新した小説に一部書き方を参考にさせていただいたところがあります。）
人物が国の説明をする。目で見て国を見定めて説明している。という説明の仕方。

～感想～
ここに出てくる国々が本当にありそうで（ある国を参考にしているかもしれませんが）リアルだ。
なのに出てくる人物たちは焦ることなくゆっくり生きている姿が好きだ。

～その他～
あとがきと　巻頭カラー素敵だ

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