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飲んだくれながらフェイダーを上げたり下げたり。幕が閉まると観客が地明かりを求めます

11.22.22:13

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11.07.11:15

小説更新「神様それでは違うなり」
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小説更新します「神様それでは違うなり」

神様は私たちを本当に助けてくれるのですか?
神様は私たちを本当に愛しているのですか?
神様は私たちを本当に守ってくれているのですか?
神様それではちがうなり
神様それでは話が違います
神様なんて信じない
きっと空を飛んだときそう思ったと思います。

そんな小さな物語。

 神様それではちがうなり
 
作 あるとにあ
 
昔々、たくさんの村が隣接している国がありました。その村々でそれぞれの役割を果たしながら国を守っていました。そんな村の一つにオツム村という人口10人の村がありました。その村は他のどの村よりも太陽に近いところにあり、湿度も高ければ温度も高いというとても住みにくい村でした。ですが、村中には村境を飛び越えるほどの長い黒い木々が生え村に日陰をもたらしその陰で村人は生活していました。この物語は、そんな村で起こり、国もを揺るがした、かつ字数の少ない物語です。
                                               
その国が出来て十数年経ったある日のことでした。オツム村にある日小さな山が幾つか出来るようになりました。山と言っても、たった一歩で登れる上に、地面は固くなくブヨブヨしています。そこで村人たちはこの山もどきを、ブヨブヨ山と名付け遠目から観察していました。あるとき、村の子供がこのブヨブヨ山につまずいて山が裂けてしまいました。その時山から白い油と紅い液体が流れ出して来ました。それをみた他の村人がその油を手にとって火をつけると、とてもよくつくのです。村人たちはさっそくこの油を村の外に持ち出して売り出すと、案の定、火がよくつくと評判になりました。村人たちは、又油を取ろうと、昨日のブヨブヨ山を訪れるとそこには紅い宝石がたくさんありました。紅い液体が固まって宝石に変わっていたのです。村人たちは今度はその紅い宝石を村の外へ売りに出すと、なんと油よりも高く売れたのです。とても美しいと評判の宝石になりました。この発見を機に、村人たちは、ブヨブヨ山で採掘を生業にするようになりました。
 
しかし、そんな、この村の経済資源だったブヨブヨ山は、ある年を境にどんどん小さくなっていきました。小さくなるにつれて、油も紅い宝石の液も質が悪くなっていきました。そして、とうとう採れなくなっていきました。山も、ただでさえ小さいというのに山が丘になり、丘が地面になるまでしぼんでしまいました。
 
村人たちは、ブヨブヨ山を元に戻そうといろいろなことを試しました。神にお祈りをしました。雨乞いの儀式のように、山を復活させる儀式を試したこともあります。作物を奉納した年もありました。お祭りや踊りで村おこしを理由に生け贄を捧げた年もありました。しかし、それでもブヨブヨ山は元には戻りませんでした。村人たちは仕事を徐々に失い、仕舞いには書くや打つなどの重労働を強いられるようになってしまいました。
 
そんな暮らしに嫌気がさしていたある年のことでした。そんな、オツム村に奇跡が起こりました。いつものように、日光の元涼しい風が吹き国の内で一番地面に近い村では重工業で国を動かしていたある場所で急に地震のような大きな揺れが起こりました。次の瞬間、オツム村では、国が出来てから初めての日光量を観測したそうですが、地面に一番近い村ではその日初めて地面から足が離れたそうです。そして、村々の集まった国は夜でもなければ、疲れても居ないのにすごいスピードで横倒しに倒れました。他の国々が助けに駆け寄ってきました。そのころ、オツム村でも大騒ぎになっていました。
 
オツム村ではその頃大騒ぎになっていました。村の中心部で大きく村が裂け、中から紅い宝石の液が溢れていたのです。山がないというのに大噴火のようです。ブヨブヨ山で採取していたことがばかばかしくなるほどの量が溢れ出していました。村人たちは、全身にその液をつけてあたかも自分たちが大金持ちになったかのように高笑いしていました。今までのお祈りが通じたんだと村人誰もがそう思っていました。
 
しかし、喜んでいるのもつかの間、村人たちは、自分たちの体が少しづつ黄色くなっていることに気づきました。それからどんどん冷たくなっていっているのです。村人たちもガタガタ震えだしたと思うと、村中のみならず他の村でも同じようなことが起こっていました。そして、紅い宝石の液が止まる頃には村々が氷河期のように冷たくなり、日が一日沈み、太陽が真上に来た頃にその国は火にくべられて燃やされました
 
合掌
 
END

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