11.22.10:14
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09.05.10:13
小説更新。「驚かれたきこりの話」
小説更新します。「驚かれたきこりの話」
いつもやっていることが
当り前にやっていることが
もしできなくなったら
あなたはどうしますか?
今回はそうゆう話ですよ
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おどろかれた木こりの話
作 あるとにあ
むかしむかし、世界中の村には木の幹を切る木こりであふれていました。当然です。それが木こりの仕事でしたから。当然、そんな幹を切る木こりばかりだったので、森の中は幹を切った後の株だらけになりました。当然です。幹を切るのが木こりの仕事でしたから。当然のことですが、そんなことを理屈で言っても森の中から幹を切った後の株がなくなることはありません。当然です。株だけなんてほっておいてもなににもなりません。掘るのも大変ですし、木こりどもに手間賃をいくら取られるかわかったものではありません。当然ですが、置いておいても、そこからまた大きい大木にするには時間がかかりすぎる。どのくらいかかるかと言えば、抜いて植え直す時と比べて倍かかるうえに小さいのだから株は抜くに限るのです。当然ながら、その村々を束ねる国の王さまはその事に頭を悩ましておりました。当然いいアイディアなんてそんなに簡単に出てくるものではないので、王さまが悩んでいる間に何回もの冬を越え、春が過ぎ、夏がやってきていました。当然のことではありますが、木こりが一番仕事をする季節です。当たり前のごとく、木こりたちが森の中で幹を切りはじめようとした時でした。当たり前ですが、王さまが木の幹を切ることを禁止してしまいました。当たり前のことですが、木こりたちは困ってしまいました。当たり前です。生活するには木を切るしかないのです。当たり前のことでしたが、王さまは聞く耳を持ちません。それは、そんな世界中の木こりを困らせた王さまの我がままに答えた一人の木こりの話です。
その木こりは、親方からすれば見習いもいいところの木こりでした。その親方には三人の弟子がいました。一人は女の木こり。この女はもとは自分の教え子で、木こりになりたいと親方を訪ねてきていました。残りの二人の男木こりは教え子であり、弟子でありました。この二人は、とても仲が良くどのくらい仲がいいかを世間的に言い表せば、おしどり夫婦のように仲良しでした。一人が旦那役の木こりで、とても元気がよく利発的でした。そして、今回の主人公になる木こりはその旦那役と仲のいい女房役の木こりです。旦那役の木こりのミスを補い支えてやっていました。そんなにぎやかな弟子たちは、いつものように森の中で植物の扱いや道具の扱いについて親方から指導を受けていました。実はこの弟子の木こりたちはまだ、一度しか木を切ったことがありませんでした。次に木を切る練習をしようとした時に、王さまから木を切らないようにと木を切ることを禁止されてしまったからです。弟子たちはそれでも黙々と木こりの作業の練習をしています。親方は、早く彼らに木を切らしてやりたいと思っていました。なぜなら、もう少しすると、木こりになるための試験を三人は控えていたからです。三人は道具として鉈を触ることはありますが、それを使ったことはほとんどありませんでした。それが、親方は心配でならなかったのです。あまりに心配になった親方はついつい弟子たちの前で、木を切れるようになったらとつぶやいてしまいました。しかし無情にも時は流れてしまい、ついに試験日になってしまいました。しかし、試験で木を切ることもできません。しかし、木を切れなければ木こりにはなれません。試験を受けるのは三人の弟子と一人の木こり見習い。四人は木を切らずに木こりになる方法を考えなくてはならなくなりました。四人はとてもとても考えました。すると、親方の弟子のひとりである、女房役の木こりが何か思いついた顔をして木の傍に歩み寄ると、急に木の根の上の方を切るように鉈を振りおろしました。木の根の上の方には鉈で切った跡がつきました。それを見た残りの三人も自分達が切る木の傍へ走り木の根の下の方を切りました。幹を切らなければいい話だったのです。単純すぎて誰も気がつかなかった子の解決方法を女房役のアイディアのお掛けで、四人とも無事に乗り切り木を切ることができたのですが、女房役の木こりは最初に根を切り始めたにもかかわらず、一番最後に切り終わりました。親方の弟子である三人は同じ場所にかたまって試験の話をしました。三人の弟子の一人女の木こりは女房役の木こりのおかげで木を切ることができたと喜んでいたが、旦那役の木こりは、女房役の木こりがあんな上の根っこを切るとは思わなかったと言いました。あんなところ切ったところで堅い根っこがあるだけです。時間がかかって仕方がないと親方も言っていたのに。と笑って言いました。そんな三人の弟子の元に親方が美味しい飲み物を持ってやってきました。親方は、弟子たちによく頑張ったと、まず三人をほめました。そして、女房役の木こりの方を向いて言いました。ワシは驚いた。お前があんなところで切るもんだから、てっきり木の根を食べるのかと思ったぞ。
三人は、思わず笑ってしまいました。
して、その大木っていうのがフェニックス・ロべレニーでも文句はありませんよね。当然ですよ。私より大きな観葉植物なんですから。
END
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おどろかれた木こりの話
作 あるとにあ
むかしむかし、世界中の村には木の幹を切る木こりであふれていました。当然です。それが木こりの仕事でしたから。当然、そんな幹を切る木こりばかりだったので、森の中は幹を切った後の株だらけになりました。当然です。幹を切るのが木こりの仕事でしたから。当然のことですが、そんなことを理屈で言っても森の中から幹を切った後の株がなくなることはありません。当然です。株だけなんてほっておいてもなににもなりません。掘るのも大変ですし、木こりどもに手間賃をいくら取られるかわかったものではありません。当然ですが、置いておいても、そこからまた大きい大木にするには時間がかかりすぎる。どのくらいかかるかと言えば、抜いて植え直す時と比べて倍かかるうえに小さいのだから株は抜くに限るのです。当然ながら、その村々を束ねる国の王さまはその事に頭を悩ましておりました。当然いいアイディアなんてそんなに簡単に出てくるものではないので、王さまが悩んでいる間に何回もの冬を越え、春が過ぎ、夏がやってきていました。当然のことではありますが、木こりが一番仕事をする季節です。当たり前のごとく、木こりたちが森の中で幹を切りはじめようとした時でした。当たり前ですが、王さまが木の幹を切ることを禁止してしまいました。当たり前のことですが、木こりたちは困ってしまいました。当たり前です。生活するには木を切るしかないのです。当たり前のことでしたが、王さまは聞く耳を持ちません。それは、そんな世界中の木こりを困らせた王さまの我がままに答えた一人の木こりの話です。
その木こりは、親方からすれば見習いもいいところの木こりでした。その親方には三人の弟子がいました。一人は女の木こり。この女はもとは自分の教え子で、木こりになりたいと親方を訪ねてきていました。残りの二人の男木こりは教え子であり、弟子でありました。この二人は、とても仲が良くどのくらい仲がいいかを世間的に言い表せば、おしどり夫婦のように仲良しでした。一人が旦那役の木こりで、とても元気がよく利発的でした。そして、今回の主人公になる木こりはその旦那役と仲のいい女房役の木こりです。旦那役の木こりのミスを補い支えてやっていました。そんなにぎやかな弟子たちは、いつものように森の中で植物の扱いや道具の扱いについて親方から指導を受けていました。実はこの弟子の木こりたちはまだ、一度しか木を切ったことがありませんでした。次に木を切る練習をしようとした時に、王さまから木を切らないようにと木を切ることを禁止されてしまったからです。弟子たちはそれでも黙々と木こりの作業の練習をしています。親方は、早く彼らに木を切らしてやりたいと思っていました。なぜなら、もう少しすると、木こりになるための試験を三人は控えていたからです。三人は道具として鉈を触ることはありますが、それを使ったことはほとんどありませんでした。それが、親方は心配でならなかったのです。あまりに心配になった親方はついつい弟子たちの前で、木を切れるようになったらとつぶやいてしまいました。しかし無情にも時は流れてしまい、ついに試験日になってしまいました。しかし、試験で木を切ることもできません。しかし、木を切れなければ木こりにはなれません。試験を受けるのは三人の弟子と一人の木こり見習い。四人は木を切らずに木こりになる方法を考えなくてはならなくなりました。四人はとてもとても考えました。すると、親方の弟子のひとりである、女房役の木こりが何か思いついた顔をして木の傍に歩み寄ると、急に木の根の上の方を切るように鉈を振りおろしました。木の根の上の方には鉈で切った跡がつきました。それを見た残りの三人も自分達が切る木の傍へ走り木の根の下の方を切りました。幹を切らなければいい話だったのです。単純すぎて誰も気がつかなかった子の解決方法を女房役のアイディアのお掛けで、四人とも無事に乗り切り木を切ることができたのですが、女房役の木こりは最初に根を切り始めたにもかかわらず、一番最後に切り終わりました。親方の弟子である三人は同じ場所にかたまって試験の話をしました。三人の弟子の一人女の木こりは女房役の木こりのおかげで木を切ることができたと喜んでいたが、旦那役の木こりは、女房役の木こりがあんな上の根っこを切るとは思わなかったと言いました。あんなところ切ったところで堅い根っこがあるだけです。時間がかかって仕方がないと親方も言っていたのに。と笑って言いました。そんな三人の弟子の元に親方が美味しい飲み物を持ってやってきました。親方は、弟子たちによく頑張ったと、まず三人をほめました。そして、女房役の木こりの方を向いて言いました。ワシは驚いた。お前があんなところで切るもんだから、てっきり木の根を食べるのかと思ったぞ。
三人は、思わず笑ってしまいました。
して、その大木っていうのがフェニックス・ロべレニーでも文句はありませんよね。当然ですよ。私より大きな観葉植物なんですから。
END
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