11.24.13:29
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08.07.13:32
小説更新の更新が行進する
~茶番~
本日は、もう体がぼろぼろですが、何とか体を起して
ご飯を食べて、食べて。
この小説を更新して…
。。。。私の一日は終わる
完
ということで小説行進の内容について
本当は、昨日更新したかったのですが、寝てしまったので
本日更新します。
同盟「小説書いているんです」のお題…になるであろう
家族・天体観測をテーマに夏らしい(感情的には歪んでるけど)
作品に仕上がって…ます
ただし、純粋な方は見ない方が…(どの作品もそうだけどね)
では下にて
小説
原稿:LV7
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原稿:LV7
作 あるとにあ
むかしむかし、世界の隅っこの小さな島国では太陽を信仰する風習がありました。太陽の光で一日を始め、米を作り、生活していました。その島国の人たちは何百年も太陽を信仰していました。しかし、島国の人たちのほんの一部に欲にかられた人々が太陽を自分達の物にすれば世界は自分達のものだとたくらみはじめました。ある夏のことでした。そんな一部の人間のさらに一部の人間が、空から太陽を取ってこようと船を作って空へ向かいましたが、何十日かしたころに、船ごと墜落して体を圧縮されて抱えるほどの大きさになって帰ってきました。船の中の人々はその間太陽の光を浴びなかったばっかりに体中の皮膚がくさって死んでしまいました。しかも、船が墜落してからすぐに、空から船で積めるくらいの大きさの太陽が降ってきたのです。欲にまみれた人間だけでなく、何も知らなかった欲のない島国の人たちまで空から降ってきた太陽の熱に巻き込まれてしまいました。体の形を保っていたらいいほうで、ほとんどの人は、地面に影となって体を残さずに消えてしまいました。しかし、島国の人たちは全員死んでしまったわけではありませんでした。そのなかでも運よく生き残った島国の人たちは何とか生き残るために一生懸命に働きました。それが、欲があろうとなかろうと関係ありません。島国の人たちは一生懸命に生きていったおかげで、島は昔よりも近代化し、便利になりました。移動に一日かかっていたところを二時間もあればいけるようになりました。文学には莫大なお金が必要でしたが、紙も鉛筆も必要なくなりました。自分達の島国が便利になり、しかし、便利になっていく中で、空から降ってきた太陽のことを知っている人は減っていきました。どんなに本にしてその事を残そうと新しく生まれた島国の人たちは、よくわかっていないようでした。そして、昔のように苦しい生活をしなくてもよくなった島国の人たちは、また太陽を信仰しはじめました。信仰を忘れていたわけではありませんでしたが、やっと、昔のようにまたお祈りを始めたのです。そして、また太陽を自分達のものにしようと考える欲の深い者たちが現れました。彼らは、空に取りに行けばまた、つらい思いをすることだけは学習していました。そこで、空から降ってきた太陽を作る技術を応用して自分たちのいる場所に太陽を作ることにしたのです。大きな正方形の箱に、大きな釜をつくり、その中に入れた液体と特殊な金属棒をいれて、人工的な太陽を作りました。そして、そこから生まれるエネルギーを使って、島国はさらに豊かになっていきました。この技術を作った人、それを手伝った人、考えた人は、他の島国の人々からたたえられました。しかし、この太陽には一つ欠点がありました。この太陽は常に管理しなくてはなりません。そのため、太陽の一番そばにこの太陽を作った、かかわった人たちが村を作って、太陽を管理するようになりました。…これが、私たちが住む島国の技術を物語る昔話なのです。その昔話が語られ始めてから何十年も経ちました。しかし、誰ひとりとしてその太陽の傍にある村の入口を誰も知りません。が、私は、村から出てきた男性に偶然出会うことができました。私は昔からこの太陽の傍にある村に興味がありました。そこで、その村から出てきた男性をひっつかんで喫茶店へ連れ込み、コーヒーを二つ頼むと、さっそく村についての質問を浴びせました。普通なら怒るところだったかと今なら反省するべきことだったが、村から出てきた男性は淡々とその私の質問に答えてくれた。では、さっそく本編へ行こう。村の詳細について…。
その男性が、語るには村には村独自の施設がたくさんあるという。島国の村の外から人がくる時もあれば、村に生まれて村で死ぬ人も多いという。施設で働く人の9割以上が村の人というから驚きだ。そういえば、私は村の名前すらも知らなかった。さすがに、村がそこにしかないとはいえ、村と言うのはちょっと不便だ。そこで男性に村の名前を尋ねてみると男は「○○○村」と静かに答えました。(記事掲載の為伏せさせていただきます。)私は、その由来について聞いたが、地上の太陽が○○○という力でエネルギーを作っているというくだりしかわからなかった。後の言葉は私には難しい。もっと根本的なところから勉強しなくては村に入るのは無理そうだ。村の外の人間でも村に入ることは可能なのだという。ただし、やっぱり相当な学力が必要で、学力なきものは排除するそうだ。また、村の中にはいくつもの会社の支社(つまり、地上の太陽を専門に扱う部署)が存在するらしいが、同じ会社の社員でも村の中には入れてもらえないそうだ。それがどんなにお偉い人でもだめらしい。(村の中で一番偉い人は、過去に業績をあげた人がなるそうだ。例えば、支社の支社長とか)次に私は、村のイメージで村の中になさそうなものがあるかを検証してみた。私の中では娯楽のものがないような気がしたので、男性に聞いてみたのは雑誌。雑誌はありますか?との質問に男性は、ありますけど…と言葉を濁した。なぜ濁したか気になったが、もう一つ聞いてみたい娯楽があった。テレビだ。テレビはありますか?との質問に男性は、ありますけど…とまた言葉を濁した。さすがに、二回も濁されるとこちらとしても気になるので、おもいきって、なぜ言葉を濁すのですか?と聞いてみました。男性は、疲れた目をして言いました。雑誌やテレビはありますが、すべて原子力についての良さを語るだけの雑誌や番組、技術書や、集会ばかりで、とても私には娯楽には…。と言いました。私は恐る恐る、お友達はいないのですか?と尋ねてみました。男性は目を伏せて、言いました。一人いましたが村のお偉いさんを批判して地上の太陽の中に放りこまれました。そして、同じ考えの可能性のある友人の私を村から追い出したのです。と、男性は言いました。私は、男性にもう一杯ホットコーヒーを頼み飲むように言いました。彼は、住む場所も、仕事も、家族も失ったのです。しかし、私にはこのくらいしかしてやれません。この村の外は今大不況で誰もお金を持っていなかったのですから。男性は、泣きながらホットコーヒーを少しづつ飲んでいました。猫舌だったようです。男性は、ホットコーヒーを飲んで落ち着いてきました。周りのお客さんが男性を怪しんでみていました。最近村の外ではホームレスもたくさん外で寝泊まりしている時代だからです。そんな人の心の冷たさと、あったかいホットコーヒーは、まさに、光と影のようでした。
男性はコーヒーを飲みきると、伏せ目を開いて、私を見ると今度は自分から村の実態について話しはじめました。私の友人はそれを告発して地上の太陽に放りこまれたんだ。男性はそう言っていました。男性の話をまとめると、村の人口は、8割は技術者であり、その産業の中核者であること。地上の太陽を研究している人々は残りの2割。まだその下には、村の外から勉強に来ている学生さんや、下働きの人もいる。太陽の研究をしている人は、自分達の可愛い学生さんを村人にするために職をあっせんする事が通常化している。ということ。この大不況の時代に仕事があるのもうらやましいことだが、それは許されていることだから、おそろしい。これだけでも、結構な記事が書けそうであるが、男性の口からは、どんどん、村のことがとめどなく語られていく。例えば…。献金?当たり前に聞いたよ。(実名で)何十回もね。右から左に、左から右へ。右から上に左から上に。下から右へ。下から左へ。下から上へ。(プライバシーの為実名は伏せて例えでお送りしました。)お金が行き交う。人も行き交う。しかし、警察も村を狙っているのに、村の中にはなかなか侵入できないのだという。なんてったって、村の入口は見つかっていないのだから、逮捕も検挙も無理でしょう。そう男性はため息をついて言いました。私も、溜め息をつきたくなりましたが、それとは、逆に、もっと村のことを知りたくなっていきました。男性はそんな私の顔を見てそれを悟ったのでしょう。男性は、今度は村人のことを教えてくれました。村人たちは、何回も言っている通りに村からほとんど出てこない。だから、みんな性格から閉鎖的でなかなか口を開いてくれないし、自分の言いたいことは言うくせに、こっちの言い分は全く聞いてくれない。だから、村の中では発言力が強い人が強い。が常識化している。自分達の都合の悪いことは何も答えてくれないから、会話にならない。相手を言いこめることができたら、すごい満足感に浸り、「素人のくせに」と顔に出して仲間内で笑っている。姿をよく見るそうだ。村の中には特化した文化が存在しており、素人がむやみに入って行っても冷笑をもらわれるだけである。などなど、村の住民について言う。男性の目はすごくこわかったことを覚えている。そして、この話を聞いていた私の感想と言えば、この村の特徴は、外の私たちの社会での生活の暗の部分に重なる内容が多いことだ。やっぱり、元をたどれば同じ民族なのだから、そのような感じなのだろうかと、勝手に思っていた。男性はここまで話すと、溜まっていた二酸化炭素をはきだして、私の方を見ました。私は、その訴えるような眼を見て、男性にはわからないように溜息をつくと、コーヒーを二つ頼みました。男性はうれしそうでした。そのときでした。この島国を大きな揺れが襲いました。喫茶店の外に咲いていたソメイヨシノの花弁は散りました。私と男性は机に逃げ込みました。揺れが収まったと思った時、私と男性はテレビ画面に映っていたあるものに目を奪われました。それは、地上の太陽四機が、爆発している姿でした。私は、男性に言いました。これから、この島国はどうなるんでしょうね。と。男性は、空から降ってきた太陽の脅威よりもひどいことになるでしょう。と答えました。私は、テレビの映像を見ながらこの原稿を書いています。私は今回の男性の話を聞いて、思いました。やはり太陽は空の彼方にあるべきだと。
END
こんにちは。
いつもお世話になっております。
七瀬 夏葵(ななせ なつき)です。
なんだか今の世の中を反映したような、恐ろしくリアルで悲しい物語ですね。
何だか物凄く考えさせられるお話だと思いました。
世に訴えかける力がある作品ではないかと思います。
簡単ながら、私の所感でした。
これからも作品、楽しみにしています!
それではまた!
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