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飲んだくれながらフェイダーを上げたり下げたり。幕が閉まると観客が地明かりを求めます

11.22.21:56

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08.24.16:36

小説更新 「おとなりさんとおとなりさん」
  • [CATEGORY:芸術 COMMENT:0 TRACKBACK]

小説を更新しました。「おとなりさんとおとなりさん」

最近おとなりさんといつお話ししました?

いそがしいから・いそがしそうだから

めんどうだから・苦手だから

そうやって失われて行きつつある

そんな音を

探しに行きました。


小説名「おとなりさんとおとなりさん」



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おとなりさんとおとなりさん
 
 
作 あるとにあ
 
     私:おとなりさん。もう少し静かに出来ませんか?
おとなりさん:まぁまぁ。おとなりさん。私の話を聞いてくださいよ。
     私:おとなりさん。あなたはそうやっていつもはぐらかすじゃないですか
おとなりさん:そんなこと言わないで聞いてくださいよ、おとなりさん。大切な話なん     ですから
     私:そこまで言うなら、聞きますけど。
おとなりさん:さすが、おとなりさんです。いいですか、マンションの壁っていうのは・・・。
     私:壁が薄いからどうしても音が漏れるって話はもう聞き飽きましたよ。
おとなりさん:さすが、おとなりさんです。では、次の話を・・・。
     私:壁の話しも、穴が空いているからって話しも、わざとそう作られているって話しも聞き飽きましたので、それ以外でお願いしますね。
おとなりさん:やっぱりおとなりさんにはかなわないな~。しかし私にはまだとっておきの話があるのです。
     私:まだ、何か話があるのですか?ここまで来たら聞いていきますよ。
おとなりさん:では、ごほん。おとなりさん、「おとなりさん」ってどう書くか知っていますか?
     私:平仮名の「お」に、火へんの「リン」でお隣でしょう。
おとなりさん:それがですね。違うんですよ。奥さん。
     私:じゃあ、どうやって書くんですか?
おとなりさん:音楽の「音」にその音が「鳴る」で音鳴りさん。
     私:それが、今回の話しにどう関係するんですか?
おとなりさん:音が聞こえるから、音が鳴るから「音鳴りさん」なんですよ。おとなりさん、音が鳴るから問題になることがあるけれど、音がないと寂しいですよね。それでは(ドアを閉める)
私:あぁ、しまった。今日もはぐらかされてしまった。畜生。
 

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