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飲んだくれながらフェイダーを上げたり下げたり。幕が閉まると観客が地明かりを求めます

11.24.22:00

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02.06.09:54

小説感想 ジーンワルツ
  • [CATEGORY:芸術 COMMENT:0 TRACKBACK]


今さっき、海堂 尊 のジーンワルツを読み終わった
で、その感想を書こうと思うのですが、その前に…

出産・・・
[名](スル) 子が生まれること。また、子を産むこと。「男子を―する」 産物ができること。産物をつくること。産出。「―地」

遺伝子…
遺伝形質を規定する因子。本体はふつうDNA(デオキシリボ核酸)で、染色体上のある長さをもつ特定の区画をいう。遺伝因子。ゲン。ジーン。 「DNA」2に同じ。「名人と呼ばれた先代の―を受け継ぐ」

母…母である親。女親。はは。⇔父親。

代理母出産…とは






海堂 尊 ジーンワルツ

ジーンワルツの名前は遺伝子の様子や生まれてくるということ、また出産の様子からだと思う。
ちなみに、ジーンとは遺伝子を指す。

という余談はさておき

~あらすじ~

医療の最高峰、帝華大学病院の医師・曾根崎理恵にはある疑いが向けられていた。院長代理を務める廃院寸前の小さな産婦人科医院・マリアクリニックで、禁断の“治療”をしているというのだ。そこに通うのはそれぞれ事情を抱えた4人の女性たち。その謎を嗅ぎつけたのは、同じく帝華大学病院に勤め、教授の地位が約束されたエリート医師・清川吾郎。「私も一緒に闘っているんです、あの4人の妊婦さんたちと・・・」と主張する理恵は一体、何を計画しているのか。彼女がマリアクリニックに隠した秘密とは。清川は理恵の周辺を探り始める。
(ジーンワルツ公式サイトより)


~感想~

正直に言うと、こうゆう作風はあまり好きではない。この作品にはたくさんの医療用語が出てくる。別にそれがいけないとは言わないが、私は教科書を読んでいるような気持ちになった。用語が目立ちすぎて、言いたいことが消えているようにも私には見えた。それが大きい。

次に、作者はこの話の主人公曽根崎理恵に負けている。作者も彼女に欺かれている。と感じた。具体的には言えないのが悔しいが、そう感じた。

そして、この作品では代理母出産については「法律ではしてはいけない」と「倫理的には…」しか、感じ取れない。(私だけか?)

最後に、サブタイトルのセンスがなさすぎ。最後から見るのも違反だとは思うが、最後のサブタイトルが「セイントマリア」だったら、誰だって病院の存続を予想する。し、当たっているんだから。

しかし、登場人物のチョイスはいいと思う。「出産」という内容をあらゆる立場の人がかかわる。女だけでなく男も。大人だけでなく子供も。

それから、成長過程もよくわかる。それは、子供よりも母親の方がだ。清川と曽根崎の両医師の対決も面白い。特に。曽根崎の論理的な発言が私は好きだ。

まぁ、そんな感じ。

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