12.04.01:58
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11.29.14:29
小説更新「 警察からのお知らせ。最近流行の国民の忠誠心を利用した詐欺多発中!ご注意ください」
小説更新します「 警察からのお知らせ。最近流行の国民の忠誠心を利用した詐欺多発中!ご注意ください」
某企業が警察と世論を騒がせております
ニュースでよくご存じです
それは昔々
それまたむかしからあったこと
そんな話です。
昔々あるところに、貧乏ではありましたが王が清らかな国がありました。貧乏なその国の王は清らかでしたので、国民をとても大切にし、国民のことを第一に考えた国づくりを進めていました。たとえば、ある老夫婦があるとき王にお願い事を聞いてもらおうと城を訪れたとき、門番は、老夫婦を見ただけで笑い飛ばして老夫婦を門から追い払ってしまいました。それを見た、文豪が門で追い払われるとかけて門前払いという言葉を作ったのはまた別の話。さてさて、その老人たちはそのようなことを王が許すはずがない。と思い、城から出てきた王に自らが直訴しました。それをまた同じ門番が止めようとして王に静止され、事の顛末を聞いた王はカンカンに怒り、その門番を国から追い出した。なんて逸話があるくらいです。王は、国や国民の生活の安定のために自らは給料をもらわず、身を削って政治を行っていました。そんな、国と国民を心から愛する心清らかな王だったのです。
そんな王でも、体の衰えにかなうことはありません。王もいつしか早く歩けなくなり、城から出られなくなり、部屋から出られなくなり、ベットから起き上がれなくなっていきました。国民たちも王の回復を祈りましたが、その祈りも叶わず王は亡くなってしまいました。そうなれば、次は誰が王になるのでしょう。国での争いを避けたかった王は自分の息子に王の座を死ぬ間際に譲っておいていました。新しく王になった息子は、亡くなった王とはまったく正反対の性格でした。しかし、王の座がほしくて父親の前では優秀な息子を演じていました。心が清らかだったばかりに亡くなった王には新しい王の悪いところが見抜けなかったのです。しかし、国民たちも息子が王になることをとても楽しみにしていました。あの、清らかな王の息子である。息子もさぞ清らかに違いない。清らかなら、私たちの国も生活もいつか裕福になるに違いない。そう考えていたからです。しかし、実際はわがままし放題の息子だったのです。神様は、亡くなった王に清らかさを与えすぎて息子に与えるのを忘れてしまったかと思うほどです。しかし、新しく王になった息子は、これでわがままし放題だと、影で喜びながら、清らかな息子を演じることにしました。
新しく王になった息子が王として玉座についてから暫くの時がたちました。国は相変わらず貧乏で、国民も貧乏でした。新しい王は家臣たちに言いました。私は前の王と違って王しての経験が足りないので勉強がしたいから私にも給料をもらえないだろうか?と。家臣たちは王が国のために自ら勉学に励むというので喜んで自分たちのお給料を分け合って王の給料を作りました。王は、いとも簡単に大量の札束を手にすることができました。次に新しい王は、それらで集めたお金で、別の国に別荘を建てようとたくらみました。しかし、お金は足りているが、国民の目をどう欺けるかが問題になりました。王は国民たちに言いました。私はこれからは自国だけでなく、他国にも目を向けなくてはならないと思っている。そこで、隣の国に工場を建設し、その国の住民に工場を運営させる。そして、そこでできた工業製品をわが国の製品としてその国で販売すれば、自分たちが動かなくてもお金がたくさん手に入るのではないか?もし、この意見に賛同できるのもがあれば、ぜひこの私に融資してほしい!と。王は高らかに言いました。それを聞いた国民たちは喜びました。あぁ、やっぱりあのお方は前の王のようにこの国や国民のことを思っていろいろな政策をしてくださると。家臣たちも感動していました。あぁ、自分たちの融資したお金で王はこの国や世界のことを学び、この国のための政策を考えてくださっているのだと。ところが、王は隣の国にある意味予定通りに別荘を建ててしまいました。自分のお金を使うのは忍びないと、国民の融資を使って建てたのです。それからも新しい王は、何から何まで自分の利益のためにいお金を使っていきました。今までも国は貧しかったので国民たちはまだまだこれから大金持ちになっていくんだと思い何も言いませんでした。誰もが、自国の政策のためにお金が使われているんだと思っていました。
あるとき、財務大臣が新しい王の元へやってきて新しい王にもっと国にお金を使うように言いました。王は、財務大臣ですら工場にお金をつぎ込んでいると嘘をついていたのです。そうでもしなければ自分が隠し持っている財産を没収されるに決まっているからです。新しい王は、財務大臣のもっとお金を自国に使うように言われるとカンカンに怒り、私はこの国のために工場を建て、そこに融資しているというのにその一言はゆるせんと、財務大臣を首にしました。国民たちもその意見に賛同しました。そして新しい王は、今まで以上にお金を使い始めました。
やがて、新しかった王には国民たちをだました罰が下りました。外国に作っていた別荘の地価がって王は別の国のお金で借金を背負ってしまいました。王は、急いで自国の国のお金で借金を返済しこの場は事なきを得ました。王は心臓に悪いからとさっさと自分の息子に王の座を譲り城に引きこもりました。そして、王が何代も変わったある年に、外国から旅人が訪れました。国民たちはその旅人に自分たちの国はこの国の以前の王の提案で外国に工場を持っていて、そこで生産されたものはこの国の財産になっていくことを話したのです。その旅人は驚きました。なんせその外国というのは旅人が生まれ住んでいた国だったからです。そんなことは聞いたこともない。と旅人は国民たちに言いました。それを聞いた国民たちは大慌て。自分たちのお金はいったい何に使われていたのだと大騒ぎ。王たちのいる城に押しかけ、新しかった王と今の王は国民たちに問い詰められましたがすでに国民の融資は大量に使い込まれた後でした。
王たちのおとしまえのつけ方に視聴者はTVに釘付けです。
END
某企業が警察と世論を騒がせております
ニュースでよくご存じです
それは昔々
それまたむかしからあったこと
そんな話です。
警察からのお知らせ。最近流行の国民の忠誠心を利用した詐欺多発中!ご注意ください
作 あるとにあ
昔々あるところに、貧乏ではありましたが王が清らかな国がありました。貧乏なその国の王は清らかでしたので、国民をとても大切にし、国民のことを第一に考えた国づくりを進めていました。たとえば、ある老夫婦があるとき王にお願い事を聞いてもらおうと城を訪れたとき、門番は、老夫婦を見ただけで笑い飛ばして老夫婦を門から追い払ってしまいました。それを見た、文豪が門で追い払われるとかけて門前払いという言葉を作ったのはまた別の話。さてさて、その老人たちはそのようなことを王が許すはずがない。と思い、城から出てきた王に自らが直訴しました。それをまた同じ門番が止めようとして王に静止され、事の顛末を聞いた王はカンカンに怒り、その門番を国から追い出した。なんて逸話があるくらいです。王は、国や国民の生活の安定のために自らは給料をもらわず、身を削って政治を行っていました。そんな、国と国民を心から愛する心清らかな王だったのです。
そんな王でも、体の衰えにかなうことはありません。王もいつしか早く歩けなくなり、城から出られなくなり、部屋から出られなくなり、ベットから起き上がれなくなっていきました。国民たちも王の回復を祈りましたが、その祈りも叶わず王は亡くなってしまいました。そうなれば、次は誰が王になるのでしょう。国での争いを避けたかった王は自分の息子に王の座を死ぬ間際に譲っておいていました。新しく王になった息子は、亡くなった王とはまったく正反対の性格でした。しかし、王の座がほしくて父親の前では優秀な息子を演じていました。心が清らかだったばかりに亡くなった王には新しい王の悪いところが見抜けなかったのです。しかし、国民たちも息子が王になることをとても楽しみにしていました。あの、清らかな王の息子である。息子もさぞ清らかに違いない。清らかなら、私たちの国も生活もいつか裕福になるに違いない。そう考えていたからです。しかし、実際はわがままし放題の息子だったのです。神様は、亡くなった王に清らかさを与えすぎて息子に与えるのを忘れてしまったかと思うほどです。しかし、新しく王になった息子は、これでわがままし放題だと、影で喜びながら、清らかな息子を演じることにしました。
新しく王になった息子が王として玉座についてから暫くの時がたちました。国は相変わらず貧乏で、国民も貧乏でした。新しい王は家臣たちに言いました。私は前の王と違って王しての経験が足りないので勉強がしたいから私にも給料をもらえないだろうか?と。家臣たちは王が国のために自ら勉学に励むというので喜んで自分たちのお給料を分け合って王の給料を作りました。王は、いとも簡単に大量の札束を手にすることができました。次に新しい王は、それらで集めたお金で、別の国に別荘を建てようとたくらみました。しかし、お金は足りているが、国民の目をどう欺けるかが問題になりました。王は国民たちに言いました。私はこれからは自国だけでなく、他国にも目を向けなくてはならないと思っている。そこで、隣の国に工場を建設し、その国の住民に工場を運営させる。そして、そこでできた工業製品をわが国の製品としてその国で販売すれば、自分たちが動かなくてもお金がたくさん手に入るのではないか?もし、この意見に賛同できるのもがあれば、ぜひこの私に融資してほしい!と。王は高らかに言いました。それを聞いた国民たちは喜びました。あぁ、やっぱりあのお方は前の王のようにこの国や国民のことを思っていろいろな政策をしてくださると。家臣たちも感動していました。あぁ、自分たちの融資したお金で王はこの国や世界のことを学び、この国のための政策を考えてくださっているのだと。ところが、王は隣の国にある意味予定通りに別荘を建ててしまいました。自分のお金を使うのは忍びないと、国民の融資を使って建てたのです。それからも新しい王は、何から何まで自分の利益のためにいお金を使っていきました。今までも国は貧しかったので国民たちはまだまだこれから大金持ちになっていくんだと思い何も言いませんでした。誰もが、自国の政策のためにお金が使われているんだと思っていました。
あるとき、財務大臣が新しい王の元へやってきて新しい王にもっと国にお金を使うように言いました。王は、財務大臣ですら工場にお金をつぎ込んでいると嘘をついていたのです。そうでもしなければ自分が隠し持っている財産を没収されるに決まっているからです。新しい王は、財務大臣のもっとお金を自国に使うように言われるとカンカンに怒り、私はこの国のために工場を建て、そこに融資しているというのにその一言はゆるせんと、財務大臣を首にしました。国民たちもその意見に賛同しました。そして新しい王は、今まで以上にお金を使い始めました。
やがて、新しかった王には国民たちをだました罰が下りました。外国に作っていた別荘の地価がって王は別の国のお金で借金を背負ってしまいました。王は、急いで自国の国のお金で借金を返済しこの場は事なきを得ました。王は心臓に悪いからとさっさと自分の息子に王の座を譲り城に引きこもりました。そして、王が何代も変わったある年に、外国から旅人が訪れました。国民たちはその旅人に自分たちの国はこの国の以前の王の提案で外国に工場を持っていて、そこで生産されたものはこの国の財産になっていくことを話したのです。その旅人は驚きました。なんせその外国というのは旅人が生まれ住んでいた国だったからです。そんなことは聞いたこともない。と旅人は国民たちに言いました。それを聞いた国民たちは大慌て。自分たちのお金はいったい何に使われていたのだと大騒ぎ。王たちのいる城に押しかけ、新しかった王と今の王は国民たちに問い詰められましたがすでに国民の融資は大量に使い込まれた後でした。
王たちのおとしまえのつけ方に視聴者はTVに釘付けです。
END
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