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飲んだくれながらフェイダーを上げたり下げたり。幕が閉まると観客が地明かりを求めます

11.22.08:23

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02.10.11:06

卒論を簡単にまとめてみた⑤
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この記事は結果です。

この記事では、栽培試験の結果のみ(しかも文字)

掲載しています。

消費拡大については写真だらけでどれも載せられませんでした。すいません。

前の記事にも書きましたが

詳しいデータ・質問などは
aimiword1123@yahoo.co.jp

までよろしくお願いします。



 結果(栽培試験)
1)葉緑素調査

葉緑素調査では、どの区でも変化がなかった。このことから、整枝方法の違いにより成長に変化がないことが分かる。

 2)雌花調査
 
一回目の調査では、全区でまだ孫つるが出ておらず雌花は子つるが多くなっています。また、全区とも親つるには着花しなかった。
 
二回目の試験の雌花数の推移では、全体的に先に伸びていた子つるを追い抜いて、孫つる推移が一番多い。指針区は、長く伸ばした子つるがないため、孫つるがあまりでなかった。ので、孫つるが少ない。                 

 残りの三区は子つるよりも孫つるが多い。このことから、孫つるからの収穫が多くなることを予想することが出来る。また、子つるを長く伸ばし孫つるが多く確保できる整枝方法(指針区以外の整枝方法)が有効であることが推測された。親つるにほとんど雌花がついていないことから、親つるに雌花をあまりつけなく、孫つるに多く付くことが分かった。

3)収穫本数のつる別内訳

一株当たりの収穫本数をつる別にみると、一株当たりの収穫本数が多い斜め区や地ばい区は、内訳の半数以上を孫つるが占めています。このことから、雌花数で予想したとおり、一株当たりの収穫本数を増やすには孫つるを多く確保できる斜め区や地ばい区のような整枝方法がよいと考えられた。


一株あたりの収穫本数を時期別にみると、6月上旬ではどの区でも差がないが、6月下旬から差が出始めます。7月上旬には、指針区・現地区と斜め区、地ばい区とでは、一株当たりの収穫本数に圧倒的な差ができ、斜め区。地ばい区が多くなる結果となった。

が、これを10a(10m×10m=100m2)に換算すると、指針区・現地区は6月下旬に大きなピークがあり、急激に減少している。これを実際の作業に置き換えると、一時期に収穫作業が集中する。逆に、斜め区・地ばい区は収穫本数は少ないが、全期間で大きな変動がない。そのため、収穫作業が集中せず、長期間収穫 
することができる。

5)栽植密度、収穫本数、作業性、収穫開始後の生育の比較
 
一株当たりの収穫本数
斜め区、地ばい区が指針区、現地区と比べて多かった。これは、孫蔓の着果数を多くで
きることが理由と考えられます。
 
10a当たり収穫本数
10a当たりに換算すると、栽植密度が高い順に多くなった。指針区・現地区は、一株当たりの収穫本数は少ないが、栽植密度が高いため、10a当たりの収穫本数は多くなった。
逆に、斜め区、地ばい区は、一株当たりの収穫本数は多いが、栽植密度が低いため、10a当たりの収穫本数は少なかった。
 
作業性や収穫開始後の生育
指針区、現地区のように直立に誘引する整枝方法は、株同士が混み合い作業性が悪い。生育過程では、早く実がつくが、株がすぐに枯れてします。
地ばい区は、かがんでの作業で作業性があまり良くなく、果実を見落としやすい。また、果実が地面に接するため、表面が白くなってしまいます。
斜め区は、斜めに誘引することで、整枝、収穫、防除の作業がしやすく、生育も良好で、
栽植密度が低い割には10a当たり収穫本数が多い。
 
このプロジェクトは大量収穫や売り上げの向上よりも、地域定着を目的としており、栽培農家のほとんどが高齢者のため楽な作業が求められることを考慮すると、今回の試験では、斜めにする整枝方法が一番有望と考えられます。

 

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