忍者ブログ
02 2024/03 1 23 4 5 6 7 8 910 11 12 13 14 15 1617 18 19 20 21 22 2324 25 26 27 28 29 3031 04

飲んだくれながらフェイダーを上げたり下げたり。幕が閉まると観客が地明かりを求めます

03.30.00:25

[PR]
  • [CATEGORY:

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

08.24.16:36

小説更新 「おとなりさんとおとなりさん」
  • [CATEGORY:芸術 COMMENT:0 TRACKBACK]

小説を更新しました。「おとなりさんとおとなりさん」

最近おとなりさんといつお話ししました?

いそがしいから・いそがしそうだから

めんどうだから・苦手だから

そうやって失われて行きつつある

そんな音を

探しに行きました。


小説名「おとなりさんとおとなりさん」



もしよければ、クリックしていただけると、うれしいです★ 人気ブログランキングへ にほんブログ村 小説ブログへ
にほんブログ村 にほんブログ村 小説ブログ ショートショートへにほんブログ村 小説ブログ 短編小説へにほんブログ村 小説ブログ 童話・児童小説へ
     

 

おとなりさんとおとなりさん
 
 
作 あるとにあ
 
     私:おとなりさん。もう少し静かに出来ませんか?
おとなりさん:まぁまぁ。おとなりさん。私の話を聞いてくださいよ。
     私:おとなりさん。あなたはそうやっていつもはぐらかすじゃないですか
おとなりさん:そんなこと言わないで聞いてくださいよ、おとなりさん。大切な話なん     ですから
     私:そこまで言うなら、聞きますけど。
おとなりさん:さすが、おとなりさんです。いいですか、マンションの壁っていうのは・・・。
     私:壁が薄いからどうしても音が漏れるって話はもう聞き飽きましたよ。
おとなりさん:さすが、おとなりさんです。では、次の話を・・・。
     私:壁の話しも、穴が空いているからって話しも、わざとそう作られているって話しも聞き飽きましたので、それ以外でお願いしますね。
おとなりさん:やっぱりおとなりさんにはかなわないな~。しかし私にはまだとっておきの話があるのです。
     私:まだ、何か話があるのですか?ここまで来たら聞いていきますよ。
おとなりさん:では、ごほん。おとなりさん、「おとなりさん」ってどう書くか知っていますか?
     私:平仮名の「お」に、火へんの「リン」でお隣でしょう。
おとなりさん:それがですね。違うんですよ。奥さん。
     私:じゃあ、どうやって書くんですか?
おとなりさん:音楽の「音」にその音が「鳴る」で音鳴りさん。
     私:それが、今回の話しにどう関係するんですか?
おとなりさん:音が聞こえるから、音が鳴るから「音鳴りさん」なんですよ。おとなりさん、音が鳴るから問題になることがあるけれど、音がないと寂しいですよね。それでは(ドアを閉める)
私:あぁ、しまった。今日もはぐらかされてしまった。畜生。
 

拍手[1回]

PR
URL
FONT COLOR
COMMENT
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
PASS

TRACK BACK

トラックバックURLはこちら