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飲んだくれながらフェイダーを上げたり下げたり。幕が閉まると観客が地明かりを求めます

04.19.21:04

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08.17.19:06

小説更新。からの~
  • [CATEGORY:芸術 COMMENT:0 TRACKBACK]

小説更新します。 「からのビン。からのポット。からの植木鉢」

女の子VSおばあさん。最後に勝つのはどっち?

うそつき かくしごと だまし にげ よくありません。
いつか化けの皮ははがれてしまうのです。

そうゆうはなしです。
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 からのビン。からのポット。からの植木鉢
 
作 あるとにあ
 
むかしむかし花が好きな自慢屋のおばあさんがいました。おばあさんの咲かせる花は見事なものでしたが、おばあさんは家の玄関で花の自慢ばかりして誰ひとりとしてその自慢の花を見せることはありませんでした。ある日、そんなおばあさんの家に女の子がやってきました。女の子はおばあさんの花が一目見たくておばあさんの家をたずねましたが、おばあさんは玄関で花の自慢ばかりして女の子に花を見せようとしませんでした。女の子がどうしても花が見たいとぐずりだすとおばあさんは家の玄関に置いてあったからのビンを女の子に見せるといいました。この花は瓶をたくさん洗った者にしか見えない瓶の花さ。私は一日二百個のビンをこの花の為に洗ったんだ。だからこの花がどんなに美しいかわかるけど、どうせお前には見えないだろう。この花が見えないようでは私の花は見せられないね。とっととお帰り。そう言われて女の子は、おばあさんの家から追い出されました。
 むかしむかし花が好きな自慢屋のおばあさんがいました。おばあさんの咲かせる花は見事なものでしたが、おばあさんは家の玄関で花の自慢ばかりして誰ひとりとしてその自慢の花を見せることはありませんでした。ある日、そんなおばあさんが家の玄関のそばで植え替えをしていたときでした。おばあさんのところにあの女の子がやってきました。女の子はおばあさんの花が一目見たくておばあさんに声をかけましたが、おばあさんは植え替えをする手を止めずに花の自慢ばかりして女の子に花を見せようとしませんでした。女の子がどうしても花が見たいとぐずりだすと、おばあさんはその場に置いてあったからのポットを手に取って女の子につきつけるといいました。この花はポットをたくさん重ねると見えるといわれるポットの花さ。私はこの花が見たいために毎日毎日たくさんのポットを重ねていたものさ。でもどうせお前には見えないだろう。そんな目では私の花は見せられないね。とっととお帰り。そう言われて女の子は、おばあさんの傍から追い出されました。
 むかしむかしあるところに、花が好きな女の子がいました。女の子の咲かせる花は立派ではありませんでしたが可憐でかわいらしい花でした。女の子はその花をいつも玄関の前に飾って眺めていました。そんなある日、女の子は花の植え替えをした後にからになった植木鉢を両手に抱えて、ある場所に向かいました。それは、花が好きなことで有名なおばあさんの家でした。おばあさんは女の子を見るなり、からになった入れ物を探しましたが、それを女の子はさえぎって、おばあさんにいました。この植木鉢に咲いている花は、毎日花を眺めていた人にしか見えない植木鉢の花です。おばあさんならこの花が見えますよね。毎日自慢の花を眺めていますから。きれいでしょう?おばあさんには何色の花に見えますか?それを聞いたおばあさんは、しどろもどろになりました。なぜなら女の子は知っていたのです。おばあさんは毎日花の自慢ばかりして肝心な花を枯らしてしまった後に、女の子と出会ってしまったことを。                        END
 

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