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飲んだくれながらフェイダーを上げたり下げたり。幕が閉まると観客が地明かりを求めます

03.30.00:48

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08.11.15:39

夏と言ったら、小説更新
  • [CATEGORY:芸術 COMMENT:0 TRACKBACK]

夏と言ったら皆さんはなんですか?

私は…相変わらず小説と国家資格取得の夏です
今年は、けがだらけで痛い。んですが
小説を更新します!

こんな時のためのとっておきを倉から出します!

何がとっておきかって
私には珍しく、恋の話だからです
しかもはた迷惑な
なにがとっておきかって
長編なんです
一日一パートで四日かかります。
毎日更新しますので
よろしくお願いします!!


では
小説は下から

本日はプロローグと一話目です

小説名 教祖も教典もない偶像崇拝信者の話



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 教祖も教典もない偶像崇拝信者の話
 
 
作 あるとにあ
 
 
~暴露に際して~
 
人は生きていく内に自分に関わる周りの人を二つに分ける。好きな人と嫌いな人だ。
そして、その好きな人と嫌いな人を、さらに分類していく。友達と親友。嫌いと大嫌い。
そんなことを言い始めたら、中の下とか上の中とか言い出してしまうのだけれど、そんな人間の中にある関係で、一番優遇されるのは、どのような人かみなさんはご存じでしょうか?それは、愛する人。恋した人。である。
恋は、崇高な感情である。とは誰が言い出したのでしょう。そんなものは、ただ恋に飢えていることを隠すだけの戯れ言に過ぎないのです。そうゆう奴の言い訳にしか私には聞こえないのです。授業中に居眠りしたり、ゲームしたり、空想にうつつを抜かしている。そんな奴がその醜い口で言うのです。そんな奴に限ってそんな夢をみるのです。リア充の夢を。気の毒で仕方がない。
今回は、そんな「恋」枯渇社会に生きる「変」人を三人紹介したいと思う。
 
なぜならば、私はこいつらを女の敵としか見ていないからだ。
 
 
 
一人目:一人を蔑んで相手の機嫌を取る奴の話
 
 
二人目:誰かに取られることを恐れてべったりな奴の話
 
 
三人目:自分のことを持ち上げて相手の好感度を上げようとする奴の話





 
 
一人目:一人を蔑んで相手の機嫌を取る奴の話
 
ある木こりの家のキッチンにその家の木こりが食べたパンのくずを食べて生活している一匹のゴキブリとたくさんのオスアリがいました。この家の木こりは、朝と昼にキッチンでパンを焼いて食べて生活していました。少し焦げた香ばしい臭いのするおいしそうなパンなのですが、もろくてすぐぼろぼろと落としてしまいます。そのパンくずをゴキブリとアリたちは狙って食べていました。しかし、アリたちは他の虫たちとは仲良しなのにゴキブリはあまり好かれていませんでした。いや、ゴキブリは嫌われていました。
 
なぜなら、ゴキブリは木こりのパンくずを食べようとして、すぐに木こりに見つかってしまうからです。見つかってしまえば、木こりは、パンを食べる手を止め代わりにスリッパを手にしてゴキブリを追いかけ回してしまいます。ゴキブリがどうなろうと困りませんが、木こりがパンを食べてくれなければパンくずは落ちてきません。そうなれば死活問題です。それも、数日ならいざ知らず毎日そんな調子でした。だから、アリたちはゴキブリが大嫌いでした。
 
それを感じさせる出来事もあります。ある時、ゴキブリが木こりのいないキッチンを散歩していたときでした。その場所には何匹かのアリがいました。しかし、ゴキブリの姿を見つけると、みな一目散に逃げて行ったのでした。ゴキブリがアリを見つけて、声をかけるもみんな露骨に嫌がって必死な顔で逃げていくのでした。
 
他にもこんな事もありました。ある日、ゴキブリが空を眺めていました。その姿を、アリたちは遠目で観察しています。何か面白いことをしないかとわくわくしながら。笑いをこらえているアリもいます。しばらくするとゴキブリは「神様、どうして私はこんな目に遭うのでしょうか?」と、空に問うていました。その姿を見たアリたちは、とうとう大声で笑いながらお気に入りの砂糖壺の下へ歩いて行くのでした。
 
そんなアリたちの中でも特にゴキブリを毛嫌いしているオスアリがいました。ことある事にゴキブリの悪口を言っていたのです。すると、その悪口を聞きに可愛いメスアリがやってきたのです。そのメスアリもゴキブリが大嫌いだったからです。それを見た他のオスアリたちが我こそがゴキブリのせいで一番不幸だと競い始めました。そして、不幸なことが、もてるバロメータになったのです。
 
その日を境に今日も、オスアリはメスアリに気に入ってもらいたいために、ゴキブリに関わったという嘘の不幸話を砂糖壺の前でしているのです。
END
 

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