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飲んだくれながらフェイダーを上げたり下げたり。幕が閉まると観客が地明かりを求めます

04.18.14:04

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08.04.11:22

御礼と小説更新
  • [CATEGORY:芸術 COMMENT:1 TRACKBACK]


最近時間にたるみがあって、暇なときと忙しい時の差が激しい。

そんな私の小説を読んでいただきありがとうございます。

えーと、拍手のコメントにあったのですが、小説 真っ赤な体 に出てくる一行目の
あるところに、よく怒る少女はいました」って一行があるのですが
じつはこれわざとです。
昔の書物・童話に時々出てくる書き方で、(私の小説の場合)まずその少女が子の小説に出てくる
ということを印象づかせるために使用しました。

まぁ、今回はたまたまわざとでしたが、もしまたこのようなことがありましたらご指摘お願いいたします。
10回中9回は誤字脱字だと思います。反省はしているんですが直りません。←

では、小説の方に参りましょう。

みなさん。学生さんは夏休みまっただ中あるとにあは最後の夏休みを検定で9割をつぶしております。
しかし、後悔は…していません
検定が終わったら小説にしてやろうと思っています。

そんなことより、みなさんは夏休みにどこかへ行かれる方もいるでしょう。
私は川に行きたいですね。そのために今日からしのぎを削るわけです。
でも…
こんなことにならないようにね…

小ネタも多いです。

夏の死亡事故とくに、水難事故の9割が高校生だそうです。

では小説は下


小さくない小話「いってきます」

 

作 あるとにあ

 

私には、この世にたった一人の可愛いかわいい高校生の息子がいました。高校生になって可愛い息子なんて母親として変かもしれませんが、私にとっては本当にかわいい息子でした。そんなとてもかわいい息子は、今日の朝…つまりついさっきなのですが、友達と川へ行くと言って元気よく玄関を飛び出して行きました。

 私たち家族はどこにでもいる一般的な家族だと私は思っております。家族というものはこの社会を生きていくため、学校に並んで重要な訓練の場だと思います。とくに家では個人での訓練が主でしょう。学校ならば集団行動や学力的教育。家庭では、その教育の定着や感情を豊かにするため、学校ではできない経験をたくさん体験させたり、それを楽しむためにはどのようなことをしなければならないか、また、人として生きていくためにはどのようなことをしなければならないかを学ぶ場でもあります。例えば、ルールとかはそれに当てはまると思います。私たち家族にも家庭のルールというものがあります。洗濯物は、夫が回し、私が干し、息子が取りこんでたたんでいました。お風呂の掃除は息子の仕事でした。ご飯は私が作りますが、食器は夫が洗っていました。それだけではありません。例えば、ご飯を食べる時、食べ物があることに感謝して「いただきます」とあいさつし、ご飯を食べ終わった後は、食べ物が自分を生かしてくれていることに感謝して「ごちそうさま」とあいさつするようにしています。食べ物に失礼のないようにお箸の使い方はきっちりしていますし食べ残しは絶対に許しません。これは私が農学を学んだからでしょう。話が脱線しましたが、そのようにして、私たち家族は自分達の役割を持ち、ルールを守り生活していました。そして、そのルールの中には、出かけるとき「いってきます」と言う。というのもありました。みなさんはいかがですか?

 息子を見送った私は、リビングにおいてある自慢の真っ白のソファーに腰をかけ、お気に入りの小説を読んでいました。みなさんはまだ、お手にしたことのないはずの小説です。まだ世間に出まわっていないのですから。そんなことより、そうやって小説を読んでいた時でした。急に、家ではめったになることのない黒電話から呼び出し音がしました。この携帯飽和時代に携帯電話ではなく家の電話から呼び出し音が鳴るなんて本当に珍しいことでした。驚いて、受話器を取ると電話の主は警察でした。受話器の遠くで救急車の音もします。警察の人は言いました。息子さんが川でおぼれました。と。私は、警察から聞いた病院へ飛んで行きました。しかし、その時には世界にたった一人の息子は息を引き取っていました。病院の看護師さんから聞いた話なのですが、息子は死ぬ前に看護師さんに行ったそうです。逝ってきます…と。

END

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うわぁ

作品、拝読しました。
なんか、リアルにありそうな話ですね。
読んでいて物悲しさとちょっとした怖さを覚えました。
人間、死ぬ間際まで習性は消えないと聞いた事を思い出しました。
この時代に黒電話というのにまた、どこか哀愁を感じました。
色に例えるならモノクロな感じでしょうか。
よく分からない感想ですいません(滝汗)。
次の作品も楽しみにしていますね!

  • 2011年08月10日水
  • URL
  • 七瀬 夏葵
  • 編集

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